人生の絶望を乗り越える!立ち直るための7つの方法

人生、生きていると色んなことが起こる。
残念ながら「楽しいこと」「嬉しいこと」ばかりではない。
人生に絶望してしまうような出来事が、突然やってくることもあるかもしれない。
今回は、人生の絶望的な状況を乗り越え、立ち直るための7つの方法をお伝えします。
人生で絶望的な状況に陥ってしまったら?
- 深刻な仕事のミス
- 人間関係の破綻
- 上司からのパワハラ
- 信頼していた人の裏切り
- 経済的な危機
- 失恋
- 騙される
- 受験の失敗
- 就職の失敗
- 会社をクビになる
- 大切な人との死別
他にも、全く想像もしていなかった「深刻なトラブル」「致命的な大失敗」や、
「人生の破滅」を感じるような危機的状況。
そんな絶望に直面した時、あなたならどうするだろうか?
人生の「3つの坂」
先人曰く、人生には「3つの坂」があるそうだ。
「上り坂」 「下り坂」
そして「まさか」である。
「人生の上り坂」
「人生の上り坂」は、何をやってもうまくいくような「良い流れ」に乗っている時。
万事が好調、心身共に満たされ、充実している状態。
ただ、冷静さを欠いて「調子に乗る」「傲慢になる」「有頂天」になって足元をすくわれる危険もある。
油断や慢心をせず、常に謙虚に自分を律することが「最良の備え」となる。
人生の下り坂
「人生の下り坂」は、何をやっても思い通りにならない「悪い流れ」に陥っている時。
嫌なことが続いたり、物事が衰退、停滞し、心身共に良くない状態。
そんな時は、プロ野球のピッチャーのように『悪い流れの時に、いかに最少失点で抑えて切り抜けるか』という意識が大切である。
一喜一憂せず、冷静に状況に対応し続けることで、いつか流れは変わっていく。
「人生のまさか」
そして厄介なのが、「人生のまさか」である。
「そんな、まさか…」
「まさか、こんなことが起こるなんて…」
ある日突然、全く想像もしていなかった逆境に立たされる。
平和な日常が一瞬で崩壊し、巨大な絶望に襲われる。
「人生のどん底」に叩き落されるような、まさかのトラブル。
「もう駄目だ…」致命的とも思われるようなダメージ。
目の前が真っ暗になり、希望はどこにも見当たらない。
私が人生に絶望した2つの経験
ちなみに、私自身もいくつかの「人生のまさか」を経験しているが、特に大きな出来事はこの2つ。
- 高校2年の時にクラスメートから毎日「気持ち悪い」と言われ続け、鬱病とパニック障害を発症し、不登校&引きこもりになった経験(鬱病は完治するまで10年かかった)
- 会社員時代、管理職に昇進した時に会社の腐った体質を変えようと戦い、ほぼ全員を敵に回し、最後はノイローゼになって致命的なミスをし、心が折れて休職した経験
この時期は、今思い出しても本当に辛かった。
堪え難い「苦しみ」「絶望」が、一生続くかのような気がしていた。
ただ、そんな私でも、今は自由にやりたいことをやって、毎日充実して生きている。
人生、良くも悪くも、何が起こるかわからない。
そういった経験を持つ私が、今まさに「絶望的な状況」に苦しんでいる人に伝えたいこと。
それは『絶望の先にも、ちゃんと未来がある』ということである。
絶望的な状況、困難な状況の時こそ「人生の正念場」である。
「ここで自分がどうするか」で、未来の方向性が変わる。
立ち止まったり休むことも必要だが、これからも人生は続いていく。
なら、後ろを向いて逃げるよりは、
少しでも前を向いて進む方が、
あなたにとって「後悔のない人生」を送れるかもしれない。
では、人生の絶望的な状況を乗り越えるには、どうしたらいいだろうか?
人生の絶望的な状況を乗り越えるための7つの方法
①まず冷静さを取り戻す
まず、絶望的な状況に陥った時に最優先で意識すべきことは、とにかく冷静になることである。
多くの人は絶望的な状況に直面した時、
- 感情的になる
- パニックに陥る
- 焦る
- 騒ぐ
- 悲観する
- 茫然自失する
- 自暴自棄になる
といった反応を取りがちである。
そしてその結果、さらに状況が悪化する。
絶望的な状況に陥った時に、人は「冷静さ」を試される。
おtりあえず、一旦家から出て、カフェでコーヒーでも飲みながら、今の状況をノートに書き出してみよう。
頭の中にあるものを言葉にしてみると、冷静になってくる。
「大きなもやもやした問題」が、具体的に、明確になってくる。
「打つ手なし」と思っていると、人は絶望するしかない。
しかし、冷静になってノートに書いてみると、案外「打つ手」はあったりする。
②合理的/論理的に考えながら進める
絶望の最中にいると、人はどうしても悲観的になり、ネガティブな感情に振り回され、衝動的、感情的な行動をとってしまいがちである。
ただ、目の前の状況をよくしたいなら、
とにかく「合理的」「論理的」に考えることが大切である。
- 合理的とは「目的に対して無駄なく考えること」
- 論理的とは「きちんと道筋を立てて考えること」
コツは「事実ベース」で考えながら進めること。
「悲観的な感情による決め付け」を排除し、状況を乗り越えるための方策を考えよう。
自分が持っているリソース「ヒト・モノ・カネ・ツール」
自分が持っている「スキルセット」「マインドセット」
そこから、何を活用したらいい?
状況を打開するために、
いつ、どこで、だれに、なにをする必要がある?
そして、それぞれに優先順位と期限を設定してみよう。
自分一人だけで抱え込んでなんとかしようとすると、
どうしても煮詰まったり視野が狭くなってしまうから、
信頼できる、尊敬できる人と会い、客観的な意見を貰うのもお勧めである。
③絶望や苦痛を「成長の糧」とする
「まさか」と絶句するような出来事は、 いつか起こる。
しかも、あり得ないタイミングで。
未来に何が起こるかなんて、誰にもわからない。
「人生のまさか」は予測不可能な坂であり、事前に回避することは至難の技である。
私たちに出来ることは『それも含めて人生なんだ』と意識しながら生きること。
慢心、油断せず「万が一」に備えながら日々を過ごすこと。
何が起きても慌てない心構えをしておくこと。
この辛い経験を「成長の糧」とすることである。
今まであなたが出会った人達を思い返してみてほしい。
「絶望を味わった人」にしか出せない優しさがある。
「絶望を味わった人」にしか出来ない生き方がある。
そう、絶望はそんなに悪いもんじゃない。
そこから得られるものは、大きい。
(その真っ只中にいる時は、たまったものではないが・・・笑)
絶望という「負荷」が、あなたの心を鍛え、成長させる。
「絶望を焚べよ」
ダーク・ソウル2より
④勇気を持って決断する
まず、「目の前の現実」を事実として受け入れる。
そして、絶望的な状況を乗り越えるための決断をする。
そのために必要なものは「勇気」である。
恐怖、苦しみ、不安や絶望が、あなたから「前に進むパワー」を奪おうとする。
それらに打ち勝つために、まず必要なものは「勇気」なのだ。
勇気を出して決断し、前に進むための行動をとっていこう。
「状況に流されるな。絶望を退ける勇気を持て」
ブライト・ノア
⑤今、絶望的な状況から立て直すことに集中する
絶望的な状況を立て直し、立ち直るために、
「今、自分にできること」「自分の力で変えられること」だけに集中しよう。
「今、自分にできないこと」「自分の力の及ばないこと」を延々と考えたところで、
それはどうにもならない。自分を精神的に追い詰めるだけである。
それよりも「今、自分にできること」「自分の力で変えられること」に集中し、そこにベストを尽くせばいい。
自分を信じて、最後まで諦めずにやり切ろう。
ベストを尽くせば、やり切ったら、必ず「その先の未来」が待っている。
⑥少しでも楽観的に捉える
どんなに「もう駄目だ」と思うような出来事でも、
最終的に「どうにかなってきた」から、あなたは今も生きている。
人生を振り返ってみると、私達はたくさんの難局と直面してきた。
「困難」「絶望」「苦痛」「恐怖」「葛藤」
その瞬間は、もう諦めるしかないような、打つ手なしの状況に思えたかもしれない。
しかし、なんだかんだで、今も生活することができている。
「衣・食・住」が保障された、安全な環境の中にいる。
そう、「生きてさえいれば、なんとかなる」のだ。
「楽観的な視点」を、忘れずに持っていることが大切である。
⑦後悔をやめ、前を向く
「起きてしまったこと」を後から振り返って、
「もし、〜だったら…」「あのとき~していたら…」「~していれば良かった…」
と激しく後悔したり、未然に防げなかった自分を責め続ける。
そうやって、どんどん自分を傷付け、衰弱させていく。
だが、「もし」も「たられば」も、人生に存在しない。
タイムスリップできるなら話は別だが、不可能である。
不毛な「後出しジャンケン」であり、言ってしまえば妄想でしかない。
それは結局、
「今、目の前の現実」から目を逸らしているだけなのだ。
私たちは、「今この瞬間」を生きている。
そして選択や決断というものは、「今、この瞬間」しかできない。
過去を後悔しながら「人生を無駄にしてしまった」「人生を失敗してしまった」
という人は「今という時間をドブに捨てている」ことに気付くべきである。
「過去」は変えられない。
「今、何をするか」「今、どんな選択をするか」が全てなのだ。
前を向こう。
そして、進んでいこう。
人生の絶望から復活するために
人生、「全てを投げ出してしまいたい」と感じる時もある。
そんな時が、あってもいい。
全てから逃げたい時があってもいい。
立ち止まって、しゃがみ込んでしまう時があってもいい。
私も、そんな時があった。
ただ、今は決めていることがある。
何かを諦めることがあっても、
「自分の人生を諦めること」だけは絶対にしない。
そこだけは、絶対に譲らないと決めている。
あなたは、今、相当に辛い状況にいるかもしれない。
そして、これだけは伝えたい。
「最後は立ち上がって、また歩き出そう」
前を向いて進み続けたら、いつか必ず状況は変わる。
トンネルを抜ける時が、必ずやってくる。
生きている限り、人生は続く。
最後まで、自分の味方でいてあげよう。
あなたは、もっと自分を信じていいんだよ。
世界でたった一人しかいない、自分自身を。
明日は明日の風が吹く。