陰キャ専門ビジネスコーチ

「助けてあげたいけど、助けてあげられない」で苦しくなった時の解決策

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助けてあげたいけど、助けてあげられない
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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友達や、
大切な人が、悩んで苦しんでいたり、落ち込んでいたり、
大きな問題を抱えていたり、人生の逆境に立たされている時。

「助けてあげたい」
「私が止めなきゃ」

「なんとかしてあげなきゃ」と思ってしまう。

「でも、私に何ができるわけでもない…」

助けてあげたいけど、助けてあげられない。
真面目で優しい人ほど、そんな思いに苦しくなってしまう。
「助けてあげられない」ことに、申し訳なさや、罪悪感を感じてしまう。

もし、あなたが
「助けてあげられない」という思いで苦しくなっているのなら、この記事がお役に立つかもしれません。

これ以上、
あなたが「優しさ」で苦しまなくなることを願って。

助けてあげたいけど、助けてあげられない…

その思いで苦しくなっている人の根底にあるのは、人に対する「幸せでいてほしい」という思いなんです。

先日、
タイプ別診断ツール「エレメンツコード」の開発者である林原琢磨さんのFacebook投稿を拝見したのですが、今回シェアしたい内容だったので、ご紹介させていだきます。

「あなたが幸せでも不幸でも、それはあなたの人生でありあなたの課題だから、私には関係がない」 そう言えると、楽になることがあるよ。
「幸せでいてほしい」の願いの裏に、「幸せじゃなきゃダメ」という思い込みがあったら、それもまた呪いかもしれないから。

この投稿を拝見した時、
「これは、私のブログ読者の方にもお届けした方が良い」と思いました。

大切な人には、幸せでいてほしい。
それは、誰しもが持つ思いです。

ただ、私はこう思うんです。
「幸せと不幸って、何が決めるんだろう?」

たとえば、私は17歳でうつ病になり、完治するまで10年かかりました。
それは、世の中的な物差しで見たら「不幸な出来事」なんだと思います。

実際、私もそう思っていた。
「あぁ、俺の人生は大失敗だ」と。

しかし、ある真理を知ってから、見方が変わった。
それは何かというと、
「人間は、苦痛によってのみ成長する」です。

つまり、私たちが「失敗」とか「逆境」「挫折」などと呼んでいるもの。
避けたい、逃げたい、苦痛を伴うもの。
「思ったように上手くいかなかった」という経験。

それこそが、私達を成長させる糧である、と。

苦痛が人を成長させる

ここで、
「いや、成功しても成長するんじゃないの?」と思った方もいるかもしれない。

実は、それが私達の思い込みなんです。

成功から得られるもの。
それは「気持ちいい」という感情なんです。
「成長」ではないんです(内面の話ですよ)

どういうことかというと、

  • 成功したら「成果」と「気持ちいい(感情)」が手に入る
  • 失敗したら「苦痛」と「自己成長」が手に入る
    なんです。

つまり、
どっちにも「得られるもの」がある。

ましてや「成長」って、人生において超重要なものです。
これからの人生を、より良い方向に向かっていく上で、大いに役に立ちます。

私が、この真理を知った時、1つの疑問が浮かびました。
「じゃ、何が幸せで、何が不幸なんだろう?」と。

私の人生、今の幸せがあるのは、
今のトレーナーという仕事をしているのは、
今の友人や家族がいるのは、
「10年間うつ病」という経験の上に成り立っています。

私も、今書いてて少しわからなくなってきました。笑
人生、何が不幸で、何が幸せなんでしょうね?

「幸せじゃなきゃダメ」という呪い

前述した、林原琢磨さんの投稿の続きを引用させていただきます。

他人を「関係ない」と言ってしまうことは、「冷たい」なんてことはない。
「人は幸せになるために生まれてきた」なんていう人もいて、まぁそれはそれで素敵な考え方だとも思うけど、大切なのは、それに縛られないことだと思うんだよ。
僕も人の親になって、人並みにやはり子どもの幸せは願うものだけれども…

かといって、「幸せにならなければいけない」っていうのは、逆に呪いになってしまうこともあるだろうなと思う。
生まれてきたからには、子どもたちには、色んな経験をする権利がある。

僕自身、不幸を感じる日々もあったけれども、その経験があったからこその今、という部分もあるもんね。

それを思うと、子どもに対しても、他の誰かに対しても、その人の「不幸を味わう権利」を奪ってしまうのはよくないことなんじゃないかと思うんだ。

自分から見て、どういうふうに見えたとしても、「この人は今、不幸を味わいたいんだな」って思ってあげた方がいいんじゃなかろうか。

本人がそっちに行きたがっているんだったら、他人がその人の幸せを願うっていうのは、それはそれで相手の邪魔をしてしまうだけのことなんだ。

確かに、自分の身近な相手であるほど、幸せを願いたくなることもある。
だけど、だからこそあえて、「関係ない」と言い切れるくらいになるのが大切なんじゃないかな。

「あなたが悲しいと私も悲しい」とか言われたって、そりゃ言われた側も困っちゃうじゃん。
そんなこと言われたら、おもいっきり悲しめないじゃんね。
悲しみたい時に悲しめないのは、長い目で見たら逆にすごい不幸なことかもしれない。

というわけで・・・・今不幸な人、苦しんでいる人、そういう人たちのことは、「私には関係ない」と他人事にしてしまうことで、その方が正しく人生に向き合えるんじゃないかと(正しさの意味にもよるけど)… 最近、すごい勢いで不幸のどん底に突っ込んでいってる(ように僕からは見える)親族の振る舞いを見ていて、思いました。

どうぞ、不幸を楽しんでいらっしゃいな。 僕には、関係ない。 あなたの人生だ。

私自身、人生で辛い出来事が多い人生でした。
ただ、今はこういう考えで生きることを意識しています。

「人生、必要な時に、必要なタイミングで、最善のことが起こる」と。

そりゃ、誰だって痛い目には遭いたくない。
(私も嫌です笑)

でも、避けられないこともある。
人生を、完全にコントロールはできない。

であるなら、苦しい時は「成長」に意識を向けてみる。
苦しいけど、大切なものを得ている。

あなたの大切な人は、
今、成長のための「大切な経験」している。

辛いことも、悲しいことも、怒りも、
その時、しっかり味わい切ったらいい。
ただ、見守ってあげることが、最善なのかもしれない。

そして、その人のことは一旦置いといて、笑

あなたの人生、
今、あなたの目の前にある

「本当はやりたいこと」

そこを、是非やってみてください。

あなたが「自分の人生」を笑顔で生きる時、輝いて生きる時。
誰かの心を照らすことができる。

それは「助ける」ではないけど(勝手に照らされてるだけなんで笑)
誰かの人生の役に立つかもしれません。

感謝をこめて。

この記事を書いている人 - WRITER -
「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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