他人軸をやめて「自分軸」で生きる3つの方法

木下空です。
「他人軸をやめたい」
そう思っている方、
多いんじゃないでしょうか?
他人の意見や都合に流されたり、
他人の顔色や評価を気にし過ぎたり。
仕事で結果を出せている時は
自分に自信が持てるし、
なんなら、ちょっと調子に乗るけど笑
思った通りの結果を出せなかったり、
ミスやクレームが起こった時は、
ドーンと落ち込んでしまう。
そういった
「外側のこと」に振り回される生き方は
もう、しんどいからやめたい。
他人軸になってしまう原因
そう、いわゆる
「他人軸」って、
他人の顔色や評価などに留まらず、
物事の成功や失敗など
「外側のこと」に振り回される
影響を受けてしまうという
思考の癖なんです。
つまり、
他人軸な人の殆どは
「外側軸」である、と。
この外側軸の考え方が
子供の頃から
癖になってしまっている人、
現代社会に非常に多いです。
たとえば、
両親が厳しかったり、
兄弟と比べられたり、
学校でも、
先生やクラスメートから
成績や容姿を比べられて
馬鹿にされたりした経験など、
外側軸を持つキッカケとなる
「原体験」がある。
そこに、
ずーっと足を引っ張られている。
人によっては、
そのまま人生を終えてしまうこともある。
ただ、
それはあまりにも
もったいないと思っていて。
私も昔は
そうだったんですが、
馬鹿馬鹿しいじゃないですか?
子供の頃の、
自分ではコントロールできないような出来事
たまたま起こった出来事によって生まれた価値観に、
ずっと制限されながら生きるとか。
他人軸は「比較の産物」である
外側軸になる原因って、
実は、1つしかないんです。
それは、
「比較」です。
全て、比較の上で
成り立っている。
自分の存在価値を、
「比較すること」によって
推し量ろうとしている。
世の中、失敗しても
別に落ち込まない人もいるじゃないですか?
そういう人って、
人と自分を比べない。
自分の存在価値を、
他人との比較で決めない。
外側のことで
気持ちが落ち込んだ時って、
自分と誰かを比べて
「あの人より私はダメだ」
「あの人より私は劣っている」と
解釈して落ち込んでいる訳です。
「失敗したら、笑われる…」
「失敗したら、馬鹿にされる…」
「失敗したら、失望される…」
こういうのも、
全部「比較の産物」です。
ちなみに、
「外側軸」そのものが
完全に間違ってるとか、
悪とか、
そういった訳ではなくて。
「健全な外側軸」であれば、
むしろ役に立ちます。
つまり、
「自分の人生を良くするための比較」です。
ただ、
「常に人と自分を比べてばかりいたら、疲れるよね」
というのはありますが。。
自分軸っぽい人も他人軸なことが多い
世の中、
「自分軸で生きることが大切だ」
みたいなことが云われている。
自分の気持ちを尊重する
選択させてあげることは大切です。
それこそが、
「自分を生きること」だから。
で、私も常に
自分軸を意識して
生きているんですが、
最近、
「俺、めっちゃ外側軸じゃん」って
気付いたことがありました。
私たちは、
仕事に行く時だったり、
溜まっているタスクに取りかかる時に
「〜しなきゃいけない」って
思うことが多いですが、
この「〜しなきゃいけない」って、
めちゃくちゃ外側軸の考え方だよな、
と気付いたんです。
「〜しなきゃいけない」
いや、
別にしなくてもいいんですよ。
「自分の人生」なんだから、
どんな仕事をしてもいいし、
やりたいことが
あったらやったらいいし、
やりたくないことなら、
やらなかったらいい。
自分が決めていい。
シンプルに、
人生って
そういうもんです。
だから、
「〜しなきゃいけない」
っていうのは、
「これをやらなかったらダメになる」
「これをやらなかったら人から怒られる」
「これをやらなかったら自分に価値がなくなる」
とか、
「外側の要因」によって、
強制的に「しなきゃいけない」っていう
ことにしちゃってる。
つまり、
めちゃくちゃ外側軸です。
起業家さんや
社長さんなど、
「俺は自分の人生を生きてるぜ〜」的な人でも、
「〜しなきゃいけない」という、
言葉をたくさん
使っている方は多いんじゃないでしょうか?
つまり、
自分の「外側軸の側面」に
無自覚である、ということ。
ここに気付くだけで、
意識するだけで変わってきます。
「〜しなきゃいけない」と思っている時、
「あっ、今自分は外側軸に陥ってるな」と
自覚することができたら
自分で軌道修正できる、と。
そして、本来
人生は「自分が決めたことをやる」
「やりたいと思ったことをやる」だけなんだから、
「【〜しなきゃいけない】に
しちゃってること自体おかしいよな」
と気付くだけで、
目の前が大きく開けていく、
自由になっていくんじゃないかなと思います。
で、ですね。
ここまで読んでくださっているあなたは
薄々気付いているかもしれません。
「他人軸を完全にやめることは不可能である」ということに。
そして、
完全にやめる必要もないんです。
むしろ、その時その時で、
他人軸と自分軸のバランスを取りながら
「最善」を選んでいけばいい訳で。
私の話で言うと、
歳を取るにつれて色んなことが
段々と「どっちでもいい」になってきました。
自暴自棄ではなく、
ナチュラルに、どっちでもいい。
基本的に、
相手の意図を汲むし、
相手を尊重する。
無遠慮に、相手の領分に踏み入ったり
自分の価値観を一方的に押し付けることは
自分軸でもなんでもなく、
ただの「利己的な人」である。
そういったことを
踏まえた上で、
「譲れないもの」はある。
自分が、本当に大切にしていること。
「大切な人を守る」とか、
「相手がこのラインを超えたら毅然と対応する」とか、
「自分の人生に大きな意味を持つ選択」とか。
そこはもう、
自分軸でいた方がいい。
他人に決めさせない。
委ねたりしない。
人から「答え」を貰おうとしない。
絶対に譲れないものを
他者に明け渡してしまった時、
後に残るのは
「後悔」と「自責感情」だけである。
それがずっと、
自分の心を蝕んでいく。
だから、
誰から否定されようが、
何を言われようが、
自分の信じることを
やり通したらいい。
「自分の人生」なんだから、
誰に何を言われる筋合いもない。
今まで他人軸に偏り過ぎていた人が
自分軸になっていくための方法を、
3つお伝えしていこう。
自分軸になるための3つの方法
①「自分の気持ちを察知する感性」を取り戻す
まず、
今まで長い間
外側軸で生きてきた人って、
往々にして
「自分の気持ちがわからない」という状態に陥っている。
「何をしたらいいのかわからない」
「どう生きていけばいいのかわからない」
人の目ばかり見過ぎて、
自分の気持ちを押し殺したり
我慢ばかりさせてきた結果、
「自分の気持ちを感じるセンサー」が鈍っている。
まず、最初にやることは、
そのセンサーを修理することです。
自分の気持ちを察知する
「感性」を取り戻す。
そのために、
日常で
「喜びの選択」をとることを意識しましょう。
たとえば、
「お昼ご飯に何を食べるか?」
いくつか選択肢が浮かんでくる。
そこの選択基準を、
「喜びを感じるもの」で選ぶ。
漫然と、
テキトーに選ばない。
「あの最近オープンしたラーメン屋、
旨そうだったな。食べたい!」
「あのカフェに行ってみたいな」
そういうのでOK。
もし、
「公園でボーッとしたいな」
というのが出てきたら、
ボーッとさせてあげよう。
「もう限界だ。仕事したくない」
というのが出てきたら、、
たまには、
ズル休みしたっていい。
最初は
「喜びの選択?わからん。。。」
という状態から
スタートするかもしれない。
もちろん、
そこから始めていい。
常に、何かを選択する時に
「自分の喜び」に意識をフォーカスし続けること。
「小さな喜び」とか「小さな豊かさ」とか、
そういった気持ちを
鮮やかに感じられる感性を
取り戻していきましょう。
②「他人軸のメリット」を捨てる
他人軸をやめられない人は、
一旦「私は他人軸でいることのメリットを享受している」
と認めることが大切。
苦しいんだけど、
「自分が決めない気楽さ」はある。
責任から逃れられる気がする。
人から否定されたり、
嫌な言葉を言われなくて済むかもしれない。
ことを荒立てたり、
波風を立てずに、穏便に済ませられる。
何より、自分を変えずに済む。
今の自分のままでいればいい。
「自分の課題を乗り越える」とか、
しんどいことをせずに済む。
自分にとって都合の悪いことを、
自分から見ようとは思わないのが
人間である。
つまり、
そういったメリットが
確実にある。
だから、
「他人軸をやめたい人」は
同時に、
「他人軸を止めること」が怖い。
そういったことを踏まえた上で、
他人軸をやめるために
必要なことは、
・人から嫌われても
・人から否定されても
・敵を作っても
・逃げ道がなくなっても
全部受け入れた上で、
「自分が決める勇気」を持つことなんです。
そして、もちろん
「自分軸で生きるメリット」もある。
基本的にスッキリ生きられるし、
自由を感じられるし、
外側のことに振り回されることがなくなる。
③自分の選択に責任をもつ
自分の人生がどうなっていくか、
幸せになるか、不幸になるか。
それはもう、
全て自分次第。
具体的に言うと、
「自分の選択」次第である。
ただ、
外側軸で生きている人は
そもそも自分に自信がないから、
「自分の選択」にも自信が持てない。
これが正解なのか、わからない。
責任を持つことが怖い。
上手くいく自信がないから。
「結果」という、
外側のことで
「自分の存在価値」を決めているから。
もう、
「外側軸の無限ループ」である。
だから、もう
受け入れるしかない。
私たちの人生は、
これからも成功したり、
失敗したりを
繰り返していきながら進んでいく。
そして、
おそらく失敗の方が割合は多い。
「結果」は、
完全にコントロールできない。
だからこそ、
「自分の気持ちで決めること」が大切なんです。
成功も失敗も、
どっちの結果も受け入れる。
そこに関して、ハラをくくる。
その上で、
本当に自分が望むことをやる。
自分がやりたいことをやる。
自分がやりたいことを
やり続けることが
「自分を生きること」なんだから。
成功とか
失敗とかじゃないんですよ。
だから、
あなたにとって
「本当に大事なこと」は、
自分が責任を持って決めましょう。
「正解」とかもないです。
強いて言うなら、
「自分が決めたこと」を
正解にしていくだけなんだから。
他人軸も交えながら、自分軸を作っていこう
最後に。
昔、私が劣等感まみれの会社員だった頃、
恩師の方に言われた
「一言」が今でも忘れられない。
「お前には、
自分の人生を生きる覚悟が全く足りてない」
思いっきり、
顔面を殴られたような衝撃だった。
「外側のこと」に振り回されていた自分。
「他人の評価」に依存していた自分。
しょうもない、格好悪い自分。
そんな自分を変えたかった。
もう、後悔はしたくなかった。
「自分の気持ちを尊重せずに、
幸せになろうとする」という
矛盾に満ちた構図から、
その「自分で作った牢獄」から、
出ることをお勧めする。
今すぐ出れますよ。
鍵は、
かかっていないんだから。
勇気を出して、外に出よう。