「損得」で生きると、損をする。

もう、いい加減にみんな気付くべきだ。
「損得」で生きると、損をすることに。
とにかく自分の利益最優先で、
あらゆる行動の判断基準が「損か得か」の人間。
人に厳しく、自分に甘い人間。
そして、
そういった人間にとっての「得」は、
目先の「小銭」「優越感」「楽ができる」
といった、幸せとの関係が薄いものばかり。
そういった人間にとっての「損」は、
「見返りなしに人を助けること」
「無償で人に与えること」
「人のために動くこと」
「損得」で生きる人間を会社でたくさん見てきたが、
その人達から「幸福感」を全く感じなかった。
むしろ辛そうなのである。
歳を重ねれば重ねるほどに、辛そうな顔付きになっていく。
「得たもの」は小さいが、
その生き方で「失ったもの」
の大きさに気付いてないのだ。
反対に、いつもパワーに溢れて溌剌としていたり、
いつも笑顔で楽しそうに生きている人ほど、
「損得」で生きていない。
そういった人達は、
率先して人を助ける。
見返りを求めずに、人に与える。
「損得」で動く人間には、ドライで希薄な人間関係しか築けない。
「見返りを求めずに与える」人間には、感謝できる人間が集まってくる。
最終的には、与えた以上の何かが返ってくるのだ。
それは信頼であったり、愛情、友情、尊敬、連体感・・・
私の尊敬する起業家の方が言った言葉が、
今も印象に残っている。
「もう【損得】で生きる時代じゃない。
本当に幸せな人生を送りたいなら、
【尊徳】で生きることが大切だよ」
どれだけ「損得」の価値観にまみれた会社に身を置いていたとしても、
自分はその価値観に染まらず、
「本当に大切なこと」を意識しながら生きていたいものだ。
他人を幸福にするのは、
香水を振りかけるようなものだ。
振りかける時、
自分にも数滴はかかる。
ユダヤの諺