「感謝できる能力」=「幸福力」
お疲れさまです。
今は、月曜の18:15。
定時で仕事を終えられた方は、今頃帰りの電車の中だろうか。
それとも、同僚と居酒屋に繰り出しているところだろうか。
私は、家の近所にある喫茶店でジンジャーエールを飲みながら、
このブログを書いている。
こうやって毎日ブログを更新することは、
私にとって、武道と並ぶもう一つの稽古であり、社会貢献でもある。
「社会貢献」というと大仰な響きだが、
要は「誰かの助けになれたらいいな」ということである。
今日、感じたことをシェアしたい。
人は幸せを感じる時「感謝」という前提があって、
初めて幸せを感じられるということ。
感謝の心がなければ、幸福を感じられないということである。
例えば、
最近付き合い始めた彼女が、
あなたの自宅の家事を率先してやってくれたとする。
「なんて家庭的でいい子なんだ・・・」と、あなたは感動する。
それから2年後、
彼女があなたの自宅の掃除や洗濯をしてくれても、
あなたは、特に感動することはなくなった。
むしろ、やってくれるのが「当たり前」だと思うようになった。
もしくは、
子供の頃、親にねだってロボットの玩具を買ってもらったとする。
子供のあなたは、狂喜乱舞して喜ぶ。
毎日、そのロボットの玩具で遊んだ。
しかし3か月後、その玩具には見向きもしなくなった。
その玩具があることは、あなたにとって「当たり前」になった。
そろそろ、別の玩具が欲しくなってきた。
こういった経験は、探せばいくらでもある。
あなたの周りには、
たくさんの「当たり前」なことで溢れている。
元々は「特別な幸せ」だったことで・・・。
振り返ってみよう。
そして、感謝の心を思い出してみよう。
感謝すると、
「当たり前だと思っていたこと」が、
本当は「特別なこと」だったと気付く。
つまり、
あなたが多くのことに感謝すればするほど、
大きな幸せを感じられるということ。
「感謝できる能力」=「幸福力」
しかし人間、思い悩んでいる状態だと、
どうしても不平不満な部分に目が行ってしまう。
誰でもそうだし、もちろん私もそうである。
だからこそ「感謝する」ということに対して、
意識的に向き合う必要がある。
「失ってから気付く」
という悲しい経験を、繰り返さないためにも。
そしてこれも大切なことだが、
「感謝は連鎖する」ということ。
あなたが誰かに感謝し、思いを伝える。
感謝された側は、嬉しい。
その人も幸せを感じ、
さらに色んなことに感謝できるようになる。
最後には、素敵な何かにカタチを変えて、
あなたのもとへ還ってくるだろう。
「当たり前」という前提で生きるのではなく、
常に感謝とともに生きたいと思う。
当たり前のことなんて、本当はないのだから。
感謝するに値するものがないのではない。
感謝するに値するものを、気が付かないでいるのだ。
中村天風