Break On Through (「向こう側」へ突き抜けろ)
ドアーズの「ブレイク・オン・スルー」という曲がある。
The Doors 「 Break On Through (To The Other Side)」
訳詞
昼は夜を破壊する
夜は昼を切り裂く
逃げようとしたのに
隠れようとしたのに「向こう側」へ突き抜けろ
「向こう側」へ突き抜けろ
「向こう側」へ突き抜けろ俺達は此処で楽しみを見つけた
彼処で宝物を掘った
まだ思い出せるか?
俺達が泣いた時のことを
「向こう側」へ突き抜けろ
「向こう側」へ突き抜けろ誰もが俺の恋人を愛してる
誰もが俺の恋人を愛してる彼女はハイになってる
彼女はハイになってる
彼女はハイになってる
彼女はハイになってる俺は君の腕の中に島を見つけた
君の目の中に国を見つけた
腕は俺達を繋ぎ
目は嘘をつく「向こう側」へ突き抜けろ
「向こう側」へ突き抜けろ
突き抜けろ派手にやったものだ
毎週
毎日
1時間ごとに
道は真っ直ぐだ
深くて広い「向こう側」へ突き抜けろ
「向こう側」へ突き抜けろ
突き抜けろ
突き抜けろ
突き抜けろ
突き抜けろ
突き抜けろ
人生における「壁」に直面した時、
いつもこの曲を思い出す。
頭の中で、この曲が流れ出す。
ジム・モリソンという稀代の吟遊詩人が、
どういった心境でこの詩を書いたのか、
想いを巡らせる。
「【向こう側】へ突き抜けろ」
そう、語りかけてくる。
そして、こうも問いかけてくる。
「さあ、お前ならどうする?」
「壁」に対して、どんな反応をするかは、人それぞれである。
- 「壁」を破壊し、突き抜ける人
- 「超えてみせる」と血気盛んに登る人
- 「壁の高さ」に慄き、越えることを諦める人
- 「わざわざ越える必要もない」と、軽やかに迂回して進む人
- 「最初から【壁】など存在しなかった」と気付く人
いずれにせよ「壁の向こう側」には、
「その人にしか見ることができない景色」が広がっている。
「向こう側」へ辿り着かなければ、
一生見ることができない景色が。
壁を突き抜け、そこに辿り着いた時、
新しい景色を手に入れた時、
あなたの意識もまた「新しい地平」に到達する。
そのプロセスを繰り返すことが、
「成長」するということなのだろう。
私が出会ってきた「この人は凄いな・・・」という方々は、
皆それぞれ、数え切れないほどの「壁」を突き抜けてきた人達である。
「自分の限界」
「固定観念」
「恐怖心」
「劣等感」
「世間体」
「周囲の批判」
自分自身を「安全なエリア」に置くことを良しとせず、
果敢にチャレンジし続けた人達である。
私自身も、今まで何度も「壁」を乗り越えてきた。
「もう勘弁してくれよ・・・」
と泣き言を挟みながらも、
最後には突き抜けることができた。
突き抜けた後で、いつも思う。
「なんて、しょーもないことで悩んでいたんだ・・・」と笑
人生、そんなものだ。
今、あなたの目の前に「壁」があるなら、
あまり気負わず、フラットな意識でチャレンジすることだ。
結局「今の、その人に合わせた壁」が来るようになっているのだ。
「乗り越えられない壁」は、やってこない。
もちろん、どういった方法でクリアするかは、
人それぞれ。
楽しんでいきましょう。
明日は明日の風が吹く。