明日は明日の風が吹く
「明日は明日の風が吹く」
明日が来れば今日とは違う風が吹くものだから、くよくよ考えても取り越し苦労になるだろう。
先のことを案じても始まらないので、成り行きに任せて生きるのが良いという意味
私が好きな言葉である。
このブログでも、記事の文末に使用することがある。
英語では、
「tomorrow is another day」
という言い方をする。
「明日はまた別の日だ。新しい明日があるよ」ということ。
「物事は、なるようになるようにしかならないのだから、
大きく構えて、楽天的に生きなさい」という使われ方をすることが一般的である。
私は「明日は明日の風が吹く」という言葉には、
もっと大きな意味があると考えている。
「明日のことを思い煩い、不安になるな」ということは、
「明日のことに気を取られず、今、目の前と向き合って、精一杯に生きろ」という意味でもある。
明日、何が起こるかなんて、誰にもわからない。
もしかしたら、自分はこの世に存在していないかもしれない。
「そんなことは起こるはずがない」
誰もがそう思うだろう。
だが「自分が死ぬ日」を知っている人間なんて、
この世界に一人もいない。
「誰もわからない」のである。
「あの時、勇気を出してあの人に伝えていれば・・・」
「あの時、勇気を出して決断していれば・・・」
「あの時、勇気を出して行動していれば・・・」
違う「未来」が待っていたかもしれない。
誰もが、過ぎ去った過去に対して、
そういった後悔の念に囚われることがある。
あなたが、2度とそういった後悔をしない人生を送りたいのであれば、
勇気を出して、今を一生懸命生きることだ。
「今、できること」をやることだ。
今できることが、明日もできるとは限らないのだから。
過ぎ去った時間は、元には戻らないのだから。
「今のあなた」は、過去の思考、行動の産物である。
そして「明日のあなた」は、今日何を考え、何をやるかで決まる。
今日、何をやるのか。今日、何を変えるのか。
今日、誰と会うのか、今日、何を決断するのか。
あなたは、
あなたにとって『望ましい「明日」に繋がる生き方』を選択することができる。
勇気を持って、進んでいけばいい。
人生とは今日一日のことである
デール・カーネギー