【栄養の基本】ビタミン&ミネラルでストレスに強い体質になろう
現代社会を生きることは、
「いかにストレスと上手く付き合うか」という事ではないだろうか。
私達の生活と「ストレス」は、切っても切れない関係にある。
そもそも「ストレス」とは、
「不快な刺激によって生じる心身の反応」を意味する。
不快な刺激に打ち勝つために、身体が反応を起こすのである。
ストレスが全く不要なものかというと、そうでもない。
適度なストレスは、何かを全力で頑張らなければいけない時、
結果を残さなければいけない時、
自身の能力を最大限に発揮する為の「ブースター」の役割を果たす。
「戦闘モード」のスイッチが入るのである。
しかし、継続的に過度なストレスにさらされてしまうと、
かえって心身を痛めてしまうことになる。
そして、過度なストレスは「脳の働き」にも悪影響を及ぼす。
「注意力」「集中力」「記憶力」「判断力」
「柔軟性」「考えを整理する能力」が低下し、
「効率の悪い脳」で、日々の生活や仕事に取り組むことになる。
当然、タスク処理のスピードが落ちるし、仕事のミスも多くなる。
それで叱責され、さらにストレスが蓄積するという
「悪循環」に陥りやすくなる。
私も過去にハマった「泥沼」である。
当時は、そこから抜け出せる気がしなかった。
最終的には、過度なストレスの蓄積によって、
身体的な機能障害や疾患を引き起こす「心身症」や、
精神的な疾患である「適応障害」「うつ病」などを引き起こす。
過度なストレスは、身体にもメンタルにも「毒」なのである。
「ストレス」というと、仕事や家庭など、
人間関係に起因する「精神的ストレス」だけだと思いがちだが、
怪我や病気、体調不良などの「身体的ストレス」
添加物、タバコ、薬物、アレルゲンなどの「生物的・化学的ストレス」
寒さ、暑さ、大気汚染、騒音などの「環境的ストレス」など様々である。
では、そういったストレスに対抗する為にはどうすれば良いのか?
実は人間の身体には、ちゃんと「ストレスに対抗する機能」が備わっている。
中でも「腎臓」は、身体の「ストレス耐性」を生み出す重要な臓器で、
心身にストレスがかかると「副腎皮質ホルモン」「副腎髄質ホルモン」など、
数種の「ストレス対抗ホルモン」が分泌され、
ストレスと闘ったり、耐え切る為の態勢が整えられる。
しかし「ストレス対抗ホルモン」には弱点がある。
簡単に言うと「ストレス抵抗ホルモン」の生産ペースと貯蔵量には限界があり、
長期間は過度なストレスに抵抗し続けられないのである。
それに加えて、現代人は「ストレス抵抗ホルモン」を安定的に生産する為の
「必須栄養素」が、まったく足りていない。
だから、いつまでもストレスにさらされていると「ストレス抵抗ホルモン」が枯渇状態になり、
やがて限界を迎える。
では「ストレス抵抗ホルモン」を安定的に生産する為の、
必須栄養素とは何か?
「ビタミン」と「ミネラル」である。
ビタミンとミネラルの大切さ
「ビタミン&ミネラル」は、人間が健康に生きていくうえで必要不可欠なものだが、
そのほとんどは体内で生産することが出来ない。
つまり、必ず食事などで摂取する必要がある。
現代人は、ストレスに弱くなっていると言っていい。
日本人の食生活は大きく様変わりし、
お手軽なインスタント食、ファストフード、コンビニ食の割合が増加し、
「ストレス抵抗ホルモン」の生産に欠かせない、
「ビタミン&ミネラル」の摂取量が大幅に低下している。
その反面、現代人はストレスを感じる機会が多くなっている。
そして「ストレス」自体も、体内の栄養素をどんどん減らしてしまう。
例えば、人間が大きなストレスを感じると体内のビタミンEとCが消費される。
これは、ストレスによって身体の中で大量に生み出される「活性酸素」の排除に、
ビタミンEとC、亜鉛などのミネラルがどんどん使われる為である。
特に、ストレス対策に最も重要なビタミンCは、多く消費されることになる。
次にビタミンB、ビタミンE、カリウム、カルシウム、
ナトリウム、亜鉛、パントテン酸などがストレスで消費される。
これらの栄養素が、常にストレスに抵抗して働いているのである。
ここまで、ストレス対策としての「ビタミン&ミネラル」の重要性について書いてきたが、
現代人が食事のみで充分な「ビタミン&ミネラル」を摂取する事は難しい。
ビタミンとミネラルを効率的に補給するには
しかし「サプリメント」で補給するという手段がある。
ビタミン&ミネラルを満遍なく配合した「ベースサプリ」を摂取することで、
必須栄養素の不足を補い「ストレスに強い体質」を維持することができる。
「ベースサプリ」にも色々あるが、
「ほぼ全種類のビタミンと複数のミネラルを含んだもの」を選ぶべきだろう。
ビタミン&ミネラルは、それぞれ単品ではなく、
協力し合いながら効果を発揮するものだからである。
つまり、1つでも足りないと効果が半減してしまうのだ。
栄養素の摂取量が「一番低いところ」に合わせて、
身体で働くように出来ているのである。
こういったことを踏まえて、
できるだけ「品質の良いサプリメント」を選ぶことが望ましい。
ところが、国内産のサプリメントは製造基準がユルユルで、
表示通りの栄養素が入っていないということもザラにある。
つまり、そこら辺のドラッグストアで売っているようなサプリメントは、
限りなく胡散臭いと言わざるを得ない。
そこで、製造基準が厳格に設定されている「アメリカ製のサプリメント」をオススメしたい。
ストレス対策の基本は、
毎日の「ビタミン&ミネラル」から。