陰キャ専門ビジネスコーチ

「ドリームキラー(夢を否定する人)」は気にするな!

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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先日の夜、父親から電話があった。

私の父は、酒を飲んでほろ酔いになると、

子供全員(うちは4人兄弟で、私は長男)に電話をかける事がある。

 

 

私が小学生の頃に両親が離婚したのだが、

子供達を育ててやれなかった罪悪感を、未だに持っているようだ。

(ちなみに父親はその後に再婚しており、子供も2人いるが会った事はない)

 

「元気か?」

最初の台詞は、いつも決まっている。

 

いつも「お互いの近況確認」というか、世間話をして終わるのだが、

今回も「お前、せっかくあんなに安定した会社に17年もおったのに辞めてもうて、

これからどないするんや・・・・」

と、心から残念そうな様子だった。

会社を辞めたのは、もう3ヶ月前の話なのだが・・・笑

 

父親も母親も、私が退職した事に対してネガティブな印象しか持っていない。

「社会的に落ちぶれた」と言わんばかりである笑

 

「その歳で会社辞めてフラフラして、結婚もせんと、

これからどうするんや・・・・」

フラフラはしていないし、むしろ目が回るほど忙しいのだが、

会社を辞めたら、そう見えるらしい。

 

私が「コーチとして起業する事」は伝えているのだが、

「叶いもしない夢を追い求めている馬鹿な息子」としか思っていないようだ。

 

母親などは電話で、

「アンタ、セミナーとか何するか知らんけどな、仕事は汗水垂らしてするもんや!

それでカネ取って詐欺で訴えられても知らんからな!」と、

こちらのテンションがダダ下がりするような捨て台詞を吐かれ、

電話をガチャ切りされる始末である。笑

 

このように、

人は「自分の価値観・常識」の外にある事を、中々理解できないもの。

「自分がそれで生きてきた」のだから、当然といえる。

自分の生きてきた人生、自分自身を否定する事に繋がりかねないからだ。

 

親からしてみれば「世間体」もあるだろう。

未だに「サラリーマン」として生きる事が「安定」「安泰」だと思っているのだろう。

仕事は、只々「辛いもの」「お金の為に我慢するもの」という価値観である。

もちろん、私自身がそういった価値観の家庭で育ち、

その価値観を信じて、サラリーマンとして長い間生きてきた。

しかし、今は全く違う「価値観」を持つに至っている。

「サラリーマン思考」ではなく「起業家思考」である。

だから、会社を辞めた事は「最高の選択」だと断言できる。

 

誤解しないでいただきたいのだが、

私は17年間のサラリーマン人生に感謝している。

この国の経済の根幹を支えているのはサラリーマンであるし、

自分の人生と向き合った上でサラリーマンとして生きるのであれば、

それは素晴らしい事である。

 

ただ「サラリーマン思考」というものが厄介である。

常に、どこか「人生を思考停止して生きる事」に陥る危険性を孕んでいる。

これからの時代「終身雇用」「会社は倒産しない」「会社が面倒を見てくれる」

という前提の「サラリーマン思考」を持って生きる事は、非常に危険である。

 

数多くのサラリーマン、経営者を見てきたが、

やはり両者の「価値観」「意識」は、決定的に違う。

受動的な「サラリーマン思考」で起業しても、ほぼ間違いなく失敗するだろう。

だから私は「自分の価値観」を変えるために多くの経営者と会い、学んだ。

サラリーマンとして生きる事はまったく問題ないが、

だからといって「サラリーマン思考」を持つ必要はないのだ。

「サラリーマン思考」に染まってしまうと、

例えば、会社をリストラされたら「人生が終わった」となる。

常に状況の変化に対してアンテナを張り、自己研鑽に努め、

「いつ会社を辞めても大丈夫な自分」でいることが大切である。

 

 

私が数年前にお世話になったコーチも、

コーチとして起業することを決断した時、

周りの、特に職場の全員から止められたそうだ。

「お前は夢物語を生きている」と言われたそうだ。

しかし起業後、彼は多くのクライアントから感謝され、

会社員時代を大きく超える収入も得ている。

自分がやりたいことをやって、人生を楽しんでいる。

 

 

あなたが将来のことを真剣に考えて、どうしてもやりたい事があって、

「よし、やるぞ!」と決断する時、

必ずと言って良い程、それを否定する人が出てくるだろう。

「ドリームキラー(夢を否定する人)」である。

ドリームキラーには、2種類のタイプが存在する。

「あなたに妬みを抱いている人」と、

「あなたを心から心配している人」である。

「妬み」であれ「心配」であれ、

ドリームキラーは「あなたに変わって欲しくない」のだ。

そのままの、今のあなたでいて欲しいのだ。

 

人間は、無意識に「安定」「現状維持」を求め、

「変化」を嫌う生き物である。

そして、人間は「自分と似た価値観の人」に好意や親近感を持つ。

同じ価値観を持った人間が集まり、集団を形成する。

 

だから、あなたに変わって欲しくないから、

あなたの夢を否定する。

 

 

しかし、そこでブレる必要はない。

自分を信じて、真っ直ぐ進めばいいのだ。

 

あなたが夢に向かって真剣に取り組んでいる姿を、

何かに夢中になっている姿を堂々と見せればいい。

 

 

あなたの人生なのだから。

 

後悔しないように、

やりたいことをやればいいのだ。

 

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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