２０１９年の総括&高野山に行ってきました
こんばんは。
『あなたを職場性ストレスから解放する』
メンタルトレーナーの木下空です。
今は、令和元年大晦日の１９時。
２０１９年が終わっていく。
あなたにとって、どんな１年だっただろうか？
私は、初めてセミナーを開催したり（大阪と東京同時に３ヶ月開催）
「まさか」というようなアクシデントが起こったり、
そんな時に助けてくれる人達に感謝したり、
たくさんの出会いと別れがあったり、
新しいビジネスコミュニティに飛び込む決断をしたりと、
今年も山あり谷ありのジェットコースターのような１年でした。
たくさんの経験を通して成長することができたので、
「これで善し」としている。
もしあなたが「今年もっとこうしたかった」というものがあるなら、
来年、全部達成してしまいましょう。
私も２０２０年は「飛躍の年」にしていきます。
それでは皆さま、良いお年を！
と、短く終わるのも芸がないので、近況報告を。
１２月の２３〜２４日に、１年ぶりに高野山にお参りしてきました。
（初めて高野山に行った時の記事はこちら）
関連記事：高野山にて『真言密教の世界』を体験する
１２月下旬の高野山は、人が殆どいなかった。
なぜか？
雪が積もっていた……
さ、寒い……
しかも２４日に至っては、
店の半分くらいが閉まっていた。
クリスマスイブに高野山に行くような人間は、
おそらく私くらいなのだろう。
ただ、観光のために来た訳ではないので大丈夫。
１年間の生活で溜まった「心の穢れ」を禊ぐためにやってきたのだ。
高野山にいるだけで、心が澄んでくる。
ピシっとしながらも調和を感じさせる、清廉な空気感。
今回は、奮発して不動院という宿坊に泊まった。
予約していた不動院の「離れの部屋」へ。
内装が、ほぼ旅館で驚いた。
奥には掘りごたつ、貸切風呂まである。
さ、最高じゃないか……！
精進料理をいただいたのだが、めちゃくちゃ美味しかったです（写真は翌日の朝ごはん）
館内は、歴史を感じさせる造りである。
素晴らしい宿だった（いや、宿坊なんですけどね）
修行にきたつもりが、うっかり１年の疲れを癒してしまったので、
朝から奥の院に向かった。
奥の院の道を２０分ほど歩き、最深部にある「燈籠堂」へ。
参拝し、お守りなどを買う。
（ちなみに、いつも私が来ているジャケットの内ポケットには奥の院の「身代御守」が入っている）
２０２０年の新年の御祈祷を受け付けていたので、案内を見てみる。
そこで初めて気付いたのだが、私は２０２０年「大厄」だそうだ。
（厄年の「本厄」の上に「大厄」というものがある）
厄年は「数え年」でカウントするので、気付かなかった。
「大厄って最悪なのかな？」と思って調べてみると、
「人生に大きな変化が起こる」という意味もあるそうである。
で、来年大厄ということが判明したので、
御祈祷をお願いすることにした。
新年に御祈祷してもらい、終了後にお札を郵送して貰えるらしい。
便利な世の中になったものだ……
でもなんとなく、
「このために呼ばれたのか？」という気もしないでもなかった。
奥の院を出た後、金剛峯寺の大師教会にて「受戒」を受けてきた。
一般人でも受けられる、真言密教のありがたい儀式である。
ここで授かる十箇条の戒めを「菩薩十善戒」という。
不殺生（ふせっしょう）：殺さない
不偸盗（ふちゅうとう）：盗まない
不邪淫（ふじゃいん）：姦淫をしない
不妄語（ふもうご）：嘘をつかない
不綺語（ふきご）：世辞を言わない
不悪口（ふあっく）：悪口を言わない
不両舌（ふりょうぜつ）：二枚舌を使わない
不慳貪（ふけんどん）：欲張らない
不瞋恚（ふしんに）：怒らない
不邪見（ふじゃけん）：誤った見方をしない
「菩薩が教える！人が幸せに生きるために守るべき１０のルール」
みたいなものである。
人間は、すぐ大切なことを忘れたり、
「ありがたい」を「当たり前」にして、感謝の心を忘れてしまう。
だから私は、大切なことを忘れないために、
定期的に神社にお参りしている。
ちなみに、神社は神様に幸せをお願いする場所ではない。
「私は、自分から幸せになります」と宣言しに行く場所である。
お受戒の儀式が終わり、大師教会の掲示板を見ていると、
こんなポスターが貼ってあるのを見付けた。
素晴らしい言葉だったので、シェアしておきたい。
何か、自分の人生について言われているような気もする。
人は、苦しんだだけ強くなれる。
人は、悲しんだだけ優しくなれる。
人は、苦労しただけ成長できるのだ。
無駄なことなど、何もない。
後悔することも、何もない。
何につまづいても、大丈夫。
何度でも、やり直せる。
心がスッキリと清々しくなったのを感じながら、
高野山を後にした。
来年は、もっと素晴らしい年にしよう。
来年は、さらなる「飛躍の年」にしよう。
明日は明日の風が吹く。
