陰キャ専門ビジネスコーチ

プロが教える!常に「自分のメンタル」を一定に保つ方法

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【常に自分のメンタルを一定に保つ】「フォーカス」という心理技法
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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お疲れさまです。

今回は「常に自分のメンタルや感情、テンションを一定に保つ方法」について。

「自分を保つ」とは

長い人生、何かしらの「悩み」や、

「不満」「苦痛」を抱えてしまうこともある。

例えば、

自分の「ネガテイブな性格」をなんとかしたいのに、

気付けば、いつも「イライラ」「ギスギス」してしまったり、

それで更に落ち込んだり、自分を責めたりしていませんか?

 

私自身も、そういった「自分の性格」に悩んできた人間である。

ありとあらゆることを学び、実践し、試行錯誤しながら自己成長に繋げてきた結果、

「自分を保つ方法」を修得することができた。

私の経験も交えながら、詳しく説明していこう。

 

気持ちやテンションを一定に保つには

突然だが、

私は今、イライラしている。

 

原因はわかっている。

「昨日、サウナに長時間入ったから」である。

他の人はどうなのか知らないが、

昔からサウナに長時間入ると、翌日に多少イライラする。

体調が整って来るにつれて、イライラは無くなっていくので、

「身体から来るイライラ」だといえる。

 

そして、ここからが重要なのだが、

「私はイライラしているが、イライラしていない」

まるで禅問答のようだが、そういうことなのだ。

 

人は、物事が上手くいかない時に焦ったり、不安や恐れに支配されてしまったり、

視野の狭い「目先のこと」しか見えていない状態になると、

そこに心が反応してしまい、感情に支配されてしまう。

そして「糸の切れた凧」のように流されていく。

 

世の中の大半の人が、

「感情に反応して振り回される」というパターンを繰り返し続けている。

それも仕方ないのかもしれない。

「自分のメンタルをコントロールする方法」なんて、

親からも、学校からも教わらない。

 

では、どうすれば良いだろうか?

常に「自分のメンタル」を一定に保つ方法

「フォーカス(意識の焦点)」を使う

人にはそれぞれ「思考の癖」のようなものがあって、

全く同じ状況に身を置いたとしても、

人によって違った物の見方や考え方、感じ方をする。

例えば、

よく心理学で例に出される話で、

コップに水が半分だけ入っているのを見て、

「もう半分しかない」と、悲観的に捉える人と、

「まだ半分もある」 と、肯定的に捉える人とに分かれるという話がある。

 

これは、何に意識を向けて、

何に意識を向けないかという「焦点の違い」が原因である。

「もう半分しか水がない」 と考える人は、

コップの水が「半分しかない」というマイナス(−)にフォーカスしている。

一方「まだ半分ある」 と考える人は、

コップの水が「まだ半分ある」というプラス(+)にフォーカスしている。

全く同じ出来事を経験したとしても、

その際に「何に意識の焦点を向けるか」によって、

どのように感じるかが変わるのだ。

 

そして、

「自分の心の状態」に、客観的な視点で気付くことが出来ると、

つまり「俯瞰で見ることが出来る」と、感情と意識の間に「距離」が生まれる。

すると、感情の渦に飲まれることなく「冷静な意識」を保ちながら、

「今、自分が何をすべきか」がわかる。

 

1946年に出版された「夜と霧」という有名な本がある。

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著者であり、精神科医だったヴィクトール・フランクルがナチスの強制収容所に入れられ、そこから奇跡的に生還するまでの実話である。

人間として扱われない極限の状況で、周囲で次々と人が死んでいく中で、彼は生き残った。

「外側の何も、私の自由や尊厳を奪うことはできない」というフォーカスを、彼は使っていた。

収容所という絶望的な環境の中でも「希望」にフォーカスし続けた。

人生について考えさせられる名著なので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

 

「意識」とは、自分の身体よりも「広いもの」だとイメージしてみよう。

自分の「心の広さ」に気付くこと。

そして「意識の全体」を視野に入れながら、その中の一部に焦点を当てる。

 

沸き起こった感情に反応して支配されるほど、視野が狭くなる。

結果、そこしか見えなくなる。

例えるなら、

動物園には「ゾウ」も「ライオン」も「ペンギン」も「キリン」も「カバ」もいるのに、

「ヘビ」しか見えていない状態。

もし、あなたが「ヘビは嫌いだ」と言うのなら、

そこから移動して、広い動物園の中を移動し、

好きな動物を見に行けばいいのだ。

ただ、ヘビの「存在」は許してあげよう。

広い動物園なのだから、ヘビの所に行かなければ、

「視界の範囲」に入れなければ良いだけの話である。

あなたが、大好きなライオンを見てテンションが上がっている時、

ヘビのことを思い出すだろうか?

 

「どんなにネガティブな感情であっても、それは意識全体の中の一部に過ぎない」

この「認識」が、非常に重要である。

この認識が出来ていれば、いくらでも修整出来る。

「自分自身を俯瞰で見れている」

「自分自身の状態を認識している」こと。

『意識の全体を見ながら、その中に存在する「様々な視点」を利用する』こと。

 

多くの人が「苦痛な感情」を消そうとして躍起になり、

悪戦苦闘し、最後には疲弊していく。

「エネルギーの無駄使い」だと言えないだろうか?

感情を消すのではなく、視点の方向を変えればいいのだ。

喜怒哀楽あって人間なのだから、そこは消せない。

それを消すには、ブッダやキリストのように「悟り」を開く必要がある。

「完全に気持ちが切替わること」を目指す必要もない。

そこにあまり執着してしまうと逆効果になる。

要は「支配」されなければOKなのだ。

緊張や不安が残っていても、そこに「構わないこと」が大切である。

 

どんな時も自分の感情を一定に保ち続けよう

いかがだっただろうか?

気持ちが「ネガティブモード」に支配されそうな時は、

「フォーカス」を実践してみよう。

慣れるまでやり続ければ、どんどんできるようになってくる。

この技術を使いこなせるようになった時、あなたの人生は変わるだろう。

 

 

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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