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【書を捨てよ、町へ出よう】「人生に迷ったとき」にすべきこと

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【書を捨てよ、町へ出よう】「人生に迷ったとき」にすべきこと
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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もう昔になるが、寺山修司(1935ー1983)という一人の男がいた。

「言葉の錬金術師」と呼ばれた詩人、劇作家、映画監督である。

彼の遺した作品は、今もなお若者を中心に、熱狂的な支持を生み出し続けている。

 

今でも、彼の「この言葉」を、ふと思い出す時がある。

【書を捨てよ、町へ出よう】

示唆に富んだ言葉だ。

 

人生に迷った時、この言葉が指針となるかもしれない。

 

寺山修司は、こう言っている。

「若い人達は、あんまり本にばかり齧り付いてないで、つまり、街はもう書物なんだから」

「看板とか人の顔とか、電車の速度とか、そういうもの全部が書物なんだから」

 

今の時代だと、

「本」を「インターネット」に置き換えた方がシックリ来るかもしれない。

「ネットを捨てよ、街へ出よう」

 

実際、寺山自身も、

「でも最近は、今度は逆に皆漫画ばかり読んでて、書物を読まなくなった。もうね、本を読めって言いたいね」と言っている。笑

 

 

「ネットの世界」は、現実と虚構が入り混じった世界である。

そこにどっぷりとハマり、頭でっかちになってしまい、

なんでも知ったような気になったり、

ネットの「虚構の側面」に踊らされる人もいる。

 

例えば、

韓国に行ったことのない人が、

ネットの偏った掲示板の情報を根拠に、訳知り顔で韓国を叩く。

滑稽である。

 

芸能人のゴシップネタを、

いかにも「情報通」といった風に語る人もいる。

本当のところは「当人」にしか分からないのに。

 

お笑い芸人で、ネット上で「殺人事件に関わっていた」という、

「根も葉もないウソ」を拡散された方がいた。

彼は、何年も「この人殺し!」とネット上で責められ続けた。

彼をネット上で叩いていた人間達は、最後には逮捕された。

動機は「ネットにそう書かれていたから」だったそうだ。

 

インターネットが登場した時は、

この世の情報が全て明確化され、もっと公正な世界になるだろうと、

誰もが思ったはずだ。

実際、その可能性は今も残っている。

しかし現状は、村社会レベルの「噂」が飛び交うような、

そして、その噂を多くの人が信じてしまうという、

何か、人間の想念が生み出した「不透明で巨大な渦」と呼べるようなものを形成している。

そこに巻き込まれ、流されない為には、

情報をしっかり取捨選択する「情報リテラシー」と、

自分の足で立って生きる、つまり「自立心」が大切である。

 

 

自立心を養う為には、どうしたら良いだろう?

「書を捨てて街へ出ること」だ。

 

「経験」に勝るものはない

経験して、自分で体感すること。

迷ったら、家から外に出てみよう。

成長は「出会い」の中にしかないのだから。

 

 

明日は明日の風が吹く。

街は演劇になりたがっている

 

寺山修司

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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