気が散った時に集中力を取り戻すスキル「フォーカルポイント」とは?

お疲れさまです。
スポーツ競技、筆記試験、入社面接や、人前で話す機会。
もしくは、不測のトラブル、緊急事態。
そういった「本番」で集中力を高め、
自分の能力を最大限に発揮する為のスキルは、
いくつか存在する。
今回は、
「集中力が乱れている」「雑念が多くて集中できない」といった時に有効な、
「フォーカルポイント」というスキルをお伝えしよう。
乱れた集中力を整えて高めるスキル「フォーカルポイント」
本番で自分の能力を発揮するには、自己研鑽によって習得した実力と、
それを発揮する為の「高い集中力」を必要とする。
だが、人間は誰でも「重要な場面」では緊張したり、
ナーバスになったりするものだ。
しかし、超一流のアスリートは「絶対に失敗できない」という状況においても、
最大限のパフォーマンスを発揮することができる。
多くの人は「それは彼らが天才だからだよ」と片付けてしまいがちだが、
理由はそれだけではないし、何より、彼等も私達も同じ人間である。
超一流のアスリートは、
プレッシャーに負けない「上手なメンタルの使い方」を、練習によって身に付けているのだ。
フォーカルポイントとは?
「フォーカルポイント」とは、
本番時に「ある一点」を見つめるという方法で、
そこを見つめれば自分に集中力が戻るという「マインドセット」である。
自分の集中が途切れた時に「集中できるポイント」を事前に設定しておく。
例えば、「部屋の奥に貼ってあるポスターの人物」「右奥にある窓」
野球であれば「バットの先」「スコアボードの端」とかでもいい。
やり方のコツとしては、出来るだけ「目線」を上の方向に向けることが望ましい。
人間には、気分が落ち込んでいる時、意識が自分の内側に向いている時、
「無意識に目線が下に向かう」という習性がある。
思い出してみよう。
気分が落ち込み、ガッカリした時、あなたの目線は下を向いている。
ガクッと頭を垂れたり、俯いたりしている。
「目線も一緒に落ち込んでいる」のである。
「上を向いて歩こう」という有名な歌があるが、
気分が上向いていたり、気持ちが活動的になっている時、
自然と目線も上向きになる。
気分が落ち込んでいる時は、意識して上を向くことで、
気持ちを「上向かせること」ができる。
そういった習性を逆手に取りながら、
「自分のフォーカルポイント」を設定するのである。
ある「一点(場所)」を自分で決めて、
そこを見ると「集中した状態に入れる」「集中力が高まる」「集中力が回復する」、
「心が落ち着く」「クリアな意識で集中できる」など、
気持ちを切り替えるキッカケとなる「意識付け」を行うということである。
胸を張って、目線の上にある空の「ある一点」を見るのも良い。
この動作の中には、
「胸を張って自信がある姿勢や態度をとる」
「自然な姿勢で胸を張ることで、深い呼吸ができてリラックスする」という動作も含まれている。
この時に、心の中で自分に「やれる!」「お前は大丈夫!」と声をかけるのも効果的。
このテクニックを使いこなす為には、
このスキルが「自分の集中力を高め、実力を発揮できるための方法である」と、
認識、理解しておくことが必要である。
「こんなことやっても効かねーよ」と懐疑的な態度で行っても、
あまり意味がないので注意したい。笑
高い効果を得る為には、ある程度練習しておいて、
このスキルを洗練させておくことが望ましい。
あらゆる場面で結果を出す為に、
自分の「手札の1つ」として持っておきたい。
明日は明日の風が吹く。