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「無駄な努力」を「報われる努力」に変える4つのポイント

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【努力は無駄?】「効果的な努力」で目標を達成する為の4つのポイント
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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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お疲れさまです。

今回は、
「無駄な努力」と「報われる努力」について。

「努力は必ず報われる」という綺麗事

「努力は必ず報われる」という言葉がある。

本当だろうか?

 

全て人の努力が報われるなら、世の中はもっと良くなっているはずだ。

「人生を諦めながら生きる人」をたくさん見てきたし、

私自身も、全てを諦めて生きていた時期があった。

 

敢えて断言しよう。

「努力は必ず報われる」は綺麗事である。

綺麗事だけで世渡り出来るほど、人生は甘くない。

 

ここで、「いつやるの?今でしょ!」で有名な、

東進ハイスクール講師 林修先生の格言を紹介したい。

努力は裏切らないって軽々しくいいますけど、

補足してあげる必要があるんです。

正しい場所で、正しい方向で、十分な量が成された努力は裏切らない。

 

私も同意見である。

例えば、北海道に行きたい人が沖縄に向かって歩き出したとする。

果たして、辿り着くだろうか?

その努力は、報われるだろうか?

 

努力とは「エネルギー」とも言える。

目標を最短最速で達成する為に、目の前の壁を突き破る為に、

極力「無駄なエネルギー」を減らし、

正しい方向に向かって、焦点を合わせ、研ぎ澄ませる必要がある。

 

「無駄な努力」を「報われる努力」に変える4つのポイント

①それが「本当にやりたいこと」であること

これをウヤムヤにしたまま、

いくら努力したところで、成果に繋がることはない。

あなたは「やりたくないこと」をする必要はない。

というより、出来ない。

結局「やりたいこと」の為にしか、人は力を発揮できない。

もし「やりたいこと」の過程に「やりたくないこと」があっても、

大きな「やりたいこと」という「ゴール」を達成する為に努力することが出来る。

例えば、イチローは「野球は好きですが、練習は嫌いです」と公言している。

しかし、誰よりも真摯に練習に取り組む。

自分が掲げた、大きな「ゴール」の達成に意識をフォーカスしているから。

もちろん、やって行くうちに小さな成功体験を重ね、

面白味や、やり甲斐を感じて「やりたくないこと」が「やりたいこと」に変化する場合もある。

とにかく「目先のこと」ではなく、大きな「ゴール」を意識しよう。

 

②正しい方向に進む為の「戦略」を立てる

正しい場所で、正しい方向で、十分な量が成された努力は裏切らない。

その「正しい方向」に向く為に必要なのが「戦略」である。

  • 現状を分析する
  • 計画を立てる
  • 何の為にやるのかを明確にする
  • どんな方法、アプローチをとるのかを検討する
  • 必要なもの、不必要なものを区分けする

 

やみくもな努力は報われないことが多いが、戦略のある努力は報われる可能性が高まる。

戦略のない、闇雲で当てずっぽうな努力のことを「無駄な努力」と呼ぶ。

「努力しても無駄だ」と言う人は、

勝つ為の戦略を立てずに「無駄な努力」しかしてこなかったか、

戦略の「ツメ」が甘すぎたかのどちらかだといえる。

 

③「改善の意識」を持って取り組む

常に、トライ&エラー、試行錯誤を繰り返す中で、

努力の内容を検証し、改善し続けることが重要である。

「もっとスマートで効果的な方法があるのではないか?」

「本当に、これがベストな方法なのだろうか?」

「結構上手くいっているから、これでいいだろう」と思考停止せず、

常に新しい可能性を模索すること。

 

改善とは「刀を叩き上げること」に似ている。

刀鍛冶が、熱い鉄から刀になるまで叩き上げる。

刀の目的は、相手を切ること。

検証し、改善するほどに、刀は切れ味を増す。

「錆びたナマクラの刀」と「切れ味の鋭い銘刀」

どちらが目的を達成出来るだろうか?

 

④簡単に諦めないこと

努力が目に見える「成果」となって現れるまでには、相応の時間を要する場合が多い。

全く結果が出ないことに失望して、途中で諦めてしまう人も多い。

そんな時も、諦めずに努力し続けることが大切である。

途中で挫けそうになっても、理想の「ゴール」を意識しながら、

目先のことに一喜一憂することなく、淡々と行うことが望ましい。

努力とは、あくまで目標達成の為の「手段」なのだから。

 

「無駄な努力」で終わらないために

最後に、努力について再考してみよう。

努力が報われないという人は「結果」しか見ていない。

例えば、試験なら「合格」「不合格」のように。

しかし、「不合格=努力が報われない」という思考は正しいのだろうか?

 

試験が不合格だったとしても、その勉強の過程で自分がスキルアップしているのであれば、

それは「成長」である。

成長の部分に目を向ければ、その努力はスキルアップした時点で既に報われている。

多くの人は「試験に合格しなければ意味がない」 と思ってしまうだろう。

しかし、次の試験に受かるのは、今回の不合格という経験があったからかもしれない。

どんな結果であっても、それは「経験」として、自分の中で積み重なっていく。

「成功だけの人生」など、あり得ない。

そして、そんな人生はつまらない。

「失敗」からしか学べない事は、たくさんある。

「結果」も大事だが「過程」も楽しんで努力することが、

人生を豊かに生きるコツだといえる。

 

結局、何をやってもいいのだ。

あなたが報われなかったという経験は、

あなたという存在を磨く為の「糧」なのだから。

常に挑戦者として、自分の道を歩んでいこう。

 

 

明日は明日の風が吹く。

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「仕事で結果を出すスキル」「無敵の人間関係を創る技術」「ストレスリーのマインドセット」「自分の能力を発揮する技術」を教える専門家。「職場性ストレス」の第一人者。自身も元国営企業に17年間在籍。派閥や忖度が横行する弱肉強食の世界で、異例の若さで管理職に昇進。300人以上の部下をマネジメントし、あらゆる「仕事のトラブル」「人間関係の問題」を解決してきた経験を持つ。活動開始から5年間で様々な業種の会社員/管理職、起業家、経営者、コーチ/カウンセラーなど約500名をコーチング、1500人以上にサポートを行う。コーチングの世界的権威から学んだメソッドと、自身の壮絶な人生経験に裏打ちされたコーチング技術は、社会人が抱える悩みや問題を解消し「現実の成功/内面の成長」を掴む技術として定評がある。
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