自然体で生きるために手放すべき4つのこと。頑張り過ぎて疲れてしまった人へ
- いつも仕事で頑張り過ぎて、疲れてしまう。休日は倒れて何もできない
- 「ちゃんとしなきゃ…」つい気を張ってしまう
- 人に気を遣い過ぎて、人間関係がしんどい…
ついつい、いつも頑張っちゃう人。
もし、あなたが
「頑張ることに疲れてしまった…」と感じているのであれば、
今回お伝えする、
もっと楽に楽しく「自然体で生きる」ことが、役に立つかもしれません。
頑張り過ぎて疲れてしまった…
頑張り過ぎてしまう人は、真面目で責任感のある方が多いです。
そして、真面目で責任感の強い人ほど、
「いつも頑張ってるねぇ」とか言われても、
「いえいえ!全然そんなことないです!」とか全力で否定しがちです笑
本人的には「謙遜」のつもりかもしれないけど、
いつの間にか、自分にダメ出しばかりしていたり、自分を卑下してしまっている。
子供の頃についた「癖」なことも多いんです。
たとえば、長男・長女の方で、
親から「しっかりしなさい」「ちゃんとしなさい」と言われることが多かったり、弟、妹の面倒を見ることが多く、自分は甘えられなかった。
(ちなみに私も長男です)
もしくは、子供の頃に兄弟やクラスメートなど、人と比較されることが多かった。
受験、就職、ノルマなど「競争社会」で生きてきた。
そういった経験から、
「頑張る」が、通常運転になっちゃってるんです。
「頑張ること」は、悪いことなの?
もちろん、頑張ることは悪いことじゃない。
むしろ、素晴らしいことですよ。
頑張ることで、成果を出したり、目標を達成することができます。
ただ、一方で、物事には「バランス」があります。
たとえば、
毎日ラーメンばっかり食べてる人は、栄養のバランス偏りすぎだし、体壊すじゃないですか?笑
「常に頑張る」って、
「無理がある状態」「偏りが大きい状態」ってことなんです。
アクセル全開!
フルパワー!100%!
無理をすることが、当たり前になっちゃってる。
「えっ?頑張ることが当たり前なんじゃないの?」と思った方、要注意です。笑
常に車でアクセル全開で運転してたら、フツーに故障します。
ガソリンもすぐに枯渇します。
「ワーカホリック」なんて言葉もありますね。
ワーカホリックとは「仕事中毒」という意味で、自分の健康やプライベートよりも仕事を優先し、常に働いていないと気が済まないという心理を指す |
そして、今から目から鱗の豆知識をお伝えするのですが(そこまででもない)
頑張り過ぎてしまう人には特徴があって、
「余白があったら埋めたくなる」んです。
- スケジュール帳で何の予定もない日があれば、何か予定を入れようとする
- 仕事で「自分のできること」は全部やろうとする
- 自分のパワーに余裕があれば、全て出し切って使い切ろうとする
空いた余白を埋めないと、なんか落ち着かない。
そして「余白があったら埋めたくなる」という意識の根底にあるもの。
それは「不安」です。
常に頑張り過ぎてしまう人は、
「心の底にある不安を消したくて」いつも頑張っているんです。
では、何が不安なのか?
「自分に自信がない」ことの不安です。
例えるなら、
自分に「マイナス50点」の自己評価をしている。
他人も、自分のことを「マイナス50点」で見ているように感じる。
だから、そのマイナスを努力で補おうとする。
でも、それだと常に頑張らないといけない。
元がマイナスなのだから、
常にそれを補う努力をしなきゃいけない。
そして「不安行動」って、それ自体がストレスになるんです。
不安に追われているから。
結局「いつも頑張りすぎること」の構造は、
「自分の自信のなさ」からくる不安を埋めようとする行為であり、
「頑張ることへの依存」なんです。
その「負のループ」から脱却するには、自然体(中庸)な生き方をすることが大切なのですが、
その前に「手放すべきこと」があります。
自然体で生きるために手放すべき4つのこと
①承認欲求を手放す
自分に自信がない人は「他者からの承認」でそれを埋めようとする。
- 業績を褒めてもらう
- 職場で評価される
- 人から信頼される
- 好意を持ってもらう等…
でもその生き方だと、
「承認欲求の奴隷」になっちゃうんです。
他者からの評価で、私の存在価値の全てが決まってしまう。
その構図で生きることになってしまう。
不自由そのものです。
そして、他者承認に依存する生き方って、
裏を返せば「承認されないことへの恐怖」に囚われる生き方でもあります。
相手に嫌われたくないから、承認されないことへの恐れから、
お世辞を言ったり、見栄を張ったり、無理をしたり、
本音を隠したり、相手の都合に流されたり、我慢ばかりしてしまう。
それは、自然体とは対極の生き方です。
大切なのは、
「人から嫌われない」を目的にしないことです。
そのために、無理をするのは、やめましょう。
別に「自分勝手に、無礼に生きろ」と言ってるわけじゃないですよ。
あなたが、あなたらしく自分に誠実に生きて、
もし嫌ってくる人がいたら、それは相手の課題なんです。
あなたが解決することではないから、
フツーに接する以外は、放っておきましょう。
②完璧主義を手放す
頑張り過ぎてしまう人は、
「完璧主義」に陥っていることが多いです。
完璧を求めてしまうと、どうしても肩に力が入ったり、緊張やプレッシャーが生まれてしまう。
そもそも、完璧とは「主観」であり、存在しないものなんです。
「完璧でなければならない」の根底にあるのは、
「不完全であることへの恐れ」です。
自分の弱さ、自分の未熟さ、そこを受け入れるのが怖い。
ただ、そもそも人間って、完璧とは程遠い生き物なんだから無理がある。笑
そして、
完璧にこだわり過ぎると、執着し過ぎると、ストレスが物凄いことになります。
完璧主義そのものが、完璧とは程遠い考え方なんです。
手放しちゃいましょう。そもそも存在しないんだし。
③劣等感を手放す
前述しましたが、
「いつも頑張り過ぎてしまう」の根っこにあるのは、
自分に自信がない、つまり「劣等感」です。
自分に「マイナス50点」を付けてしまっている。
では、何を根拠にマイナス50点を付けたのか?
ほとんどの場合、その原因は「他者との比較」です。
- 「あの人スゴいなぁ。それに比べて、私は…」
- 「あの人素敵だなぁ。それに比べて、私は…」
みたいなこと、やってませんか?
「自分は劣っているから」
「自分は欠けているから」
「自分はダメだから」
そういった、自分に対する「欠落感」からの発想や行動を、手放すことが大切です。
その生き方をしている限り、
「人生のしんどさ」は消えないのだから。
では、最後に
自然体で生きるための心構えをお伝えします。
④間違った「人間の評価基準」を手放す
「成果を出すこと、評価されることで、私の価値が決まる」
それ、間違いなんです。
むしろ、その評価基準に囚われているから、ずっとしんどい。
成果も、評価も、あなたの能力の話であって、存在価値とは関係がないのです。
つまり、
「人は、存在しているだけで誰かの役に立っている、貢献している」という事実。
それが存在価値です。
そこに目を向けてみる。
たとえば、赤ちゃんはそこにいるだけで、人を笑顔にしている。
幸せにしている。
現代社会に生きる私たちは、いつのまにか植え付けられた
「何もしないと価値がない」という前提から脱却する必要があります。
自然体で生きるための2つの心構え
①自己受容をする
自然体とは、すなわち「自己受容」できている状態といえます。
自分の良いところも、悪いところも、全て受け容れている。
それができると、どうなるかというと、他人の嫌なところも受け入れられるようになります。
つまり「他者受容」ができる人になれる。
自然体な人って、多様性の価値観を持っている人なんです。
- 良い/悪い
- 正しい/間違い
といった「ジャッジ(裁く)」を、自分にも他人にもしない。
だから、イライラすることが少ない。
結果として、ストレスがなくなり、心が楽になります。
基本のベースの考えとして、
あなたは、今存在してるだけで価値がある。
「マイナス50点」ではないんです。
100点をつけることに抵抗があるなら、1点でもいいです。
少なくとも、マイナスではない。
じゃ、自分のマイナスを補う行動を、もうしなくていい。
その時、あなたは誰のためでもない、
「私が本当に望むこと」に目を向けられるはずです。
②「幸福度の2軸」を意識する
「頑張って成果を出して〜、人にも評価されて〜」といった生き方。
それは「外側の成果」から感じる幸福感です。
ただ、もう1つあるんです。
それを意識している人は、少ないと思ってます。
幸せの2軸は、
- 生産性
- 心の豊かさ
の2つです。
生産性というのは「外側の成果」のことです。
もう1つの、「心の豊かさ」
たとえば、
猫と遊んでいる時、私は楽しいんです。
自然に囲まれながら、焚き火をボーッと眺めるのも好きです。
ただ、そこに生産性は全くないです。笑
あなたにとっての「幸せ」を、
「生産性」と「心の豊かさ」
両方の視点から見直してみると良いかもしれません。
世間や他人の「幸せの物差し」は、
参考にしなくていいというか、参考になり得ません。
「あなたの人生」なんだから。
頑張り過ぎず、自然体で生きていこう
最後にお伝えしますが、
自分らしく、自然体で生きるの中には「頑張る」も含まれています。
本当に頑張りたい時は、頑張っていい。やり切ったらいい。
その時、それがあなたにとって「最善の選択」なのであれば。
私も「今が頑張り時だな」と思った時は頑張るし、
挑戦したい時は本気で勝負します。
結局は「バランス」です。
無理なく、頑張り過ぎず、でもサボらず。
目の前のことに、真正面から向き合ってみてください。
応援しています。