未熟なリーダーは怒る。 優秀なリーダーは叱る。
お疲れさまです。
誰しも、職場で上司から注意されたり、先輩から指導を受けた経験はあると思う。
会社に限ったことではなく、学校生活や、家庭であってもそうなんだけど。
そんな場面を思い出して欲しい。
同じ注意や指導であっても、スッキリと納得できた時と、気分的なモヤモヤ・恨みが残った場合がありますよね。
この違いは、どこから生まれるのか?
答えは簡単で
「怒る」と「叱る」の違いなんですね。
「怒る」は、感情。
「叱る」は理屈、ロジック。
上司が部下を怒る。
その時、上司は「指導」に見せかけた「なんで俺の望んだ通りにしないんだ!」という怒りの感情をぶつけているんです。
「俺に迷惑をかけるな!」という怒りの場合もありますね。
上司が部下を叱る。
その時、上司は「理屈」「指導」「気遣い」「広い視野」「成長に対する期待」等々の考えを持って行っています。
当たり前だけど、叱るほうが100倍難しいですよ。
怒るのは、動物でも出来る笑
そもそも、なぜ怒るのか?
「自分の望んだ結果を出さなかった(失敗した)から」
「自分の価値観から外れたことをしたから」
「たまたまその時、機嫌が悪かったから」なんてのもある笑
要は、自分の都合しか考えてないから怒るんですね。
自分の利益・メリットしか考えてないから。
ここで、
「いや、そうは言っても、新人のアイツは仕事に対するやる気もないし、態度も悪いし常識もないし、そりゃー怒りますよ!」みたいな反応をした中堅社員の方もいると思う笑
そんなあなたに伝えたいことは
「あなたの役割、果たすべき責任と向き合ってください」
怒りの感情をぶつけて結果が出ますか?
超短絡的な結果としては出るかもしれないが、長期的に、そして部下の成長を考えた時にどうなのか?
部下を育成・成長させるためにやるんでしょう?
会社って、労働に対する賃金を払うだけじゃなくて、社員を育成・成長させる責任があるんです。
上司は、部下を育成・成長させる責任があるんです。
だからあなたの給料は、部下より高いんです笑
その上で、気を付けなければいけない事は
「人の課題は、自分の課題ではない」という事。
本来、人の課題であなたが腹を立てる理由も必要性も、ないのである。
彼の課題は、彼のものであるという事。
もちろん、あなたの課題は、あなたのもの。
解決できるのは本人だけだ。
あなたにできる事は、サポートする、寄り添う、見守る事だけ。
そして大切な事は、その経験によって、あなたも成長するという事。
人と向き合い、サポートし、寄り添い、見守る。
優秀なリーダーは怒らない。
叱るのである。
あなたなら、できるはずだ。